ブラー「13」
音的な連想で聴きたくなったブラー。
だけど、音的に一番遠い「13」が今回のヘビーローテション。
- アーティスト: Blur
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 1999/02/24
- メディア: CD
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彼らの6作目「13」は非常に混沌としたアルバム。
なかなか受け入れられず、今まで苦手だったが
ようやく心地よく聴けるようになってきた。
穏やかな“Tender”から始まり、
ノイジーで勢いのある“Bugman”が続いて、
軽やかでポップな“Coffee And TV”で
和やかな気分になってくる。
かと思いきや“Coffee And TV”の後半、
ギターソロぐらいからだんだん不穏になってくる。
周りの景色がどんどん歪んで壊れていくような、
よくわからない音の世界。
わかりにくいリズム、ノイズの波、突然あらわれるメロディ。
秩序の無い世界が徐々に美しく感じられる。
ブラーの世界に取り込まれた感覚。
アルバムが終わりに近づくに連れて
秩序が回復して穏やかに終わる。
そしてまた最初から聴いてブラーの世界に取り込まれたくなる。
購入して15年経ってこのアルバムをようやく理解できたような気がする。